8月30日 (その2)
本日のメインイベント、今週2つ目となる、アルバイト。
大学生協の棚卸しである。2F購買部での商品の集計、自給910円にご飯付。悪くない。
ぎりぎりに駆け込む13時58分。「期待のベテラン」だったらしい。
一日バイトの人々の中では天翼のみが経験者ということもあり、お店の古株の人と組んで、行動開始、14時15分。
持ち場は飲料と文具。一人が商品の数を数え、もう一人がそれをシートに記入していく。
古参のスタッフと組んでの二人三脚。さすがに古株の方は早く、学食の方の応援(視察ともいう!?)もあって、飲料は瞬殺の15時。
休憩が入る。10分。
文具コーナーでの作業再開。とにかく数が多い、激戦区である。(棚が26もある)
・・・いかん!眠くなってきたぁぁぁぁ!!!!!
・・・寝てしまった。
元気に声を出していても眠れるものらしい。
訊き返されて慌てて目覚める。字がミミズになっていた。
数チームがかかる激戦区の文具。しかし本日のペースは速く、17時50分の飯時には僕らは模造紙を残すのみとなっていた。
ぺっこぺっこのおなか。やっと飯だ。
飯は出前の中華弁当。計算用紙の横で、黙々と食が進む。
その視線の先の画面ではなぜかアニメが流れていた。
作業再開は18時半。
模造紙の大軍が控えている。
思わず口をついて出る、「厄介だ―よー」の歌。
そう、紙は前回もやったのだ。よくよく因縁がある。
机を運んできて、作業を開始、角を揃えて数えていく。
紙はアビリティ「瞬間で5枚を数える」が効くため、存外楽である。
すぐに忘れる「厄介だ―よ―」の歌。(もう覚えていない)
食材の棚に反物のように紙が並び、消える。19時15分。
残るは計算だけである。
計算過程は数量×個数を合計していく「計算」とそのチェックの「検算」に分かれる。
ひたすらに電卓をたたく。20人の人海戦術はさすがに早い。
作業の終了は予定より1時間早い20時。
しかし給料は「6時間半の予定」で計算されていたため、交通費を含め6500円。実質の自給は1000円超となる。
現在の持ち金12,000円の人間にとって、6500円の意味は大きい。
この給料袋の重さよ(硬貨が入っている)
マケドニアやセルビアの人間の半月分に相当する額を1日で手中にしたことになる。
帰還は生協の裏口から。こんなことでもなければ、おそらく一生通らない通路である。
・ ・・・空が少し広く見えた
・ ・・・つかれた・・・